瀬戸内海クルージング「guntû(ガンツウ)」 感想・評価
どうもクロロです。
先日、瀬戸内海クルージング「guntû(ガンツウ)」(広島県尾道市)に行ってきましたのでその感想です。
- ▼guntû(ガンツウ)とは?
- ▼前乗りで名古屋に宿泊
- ▼マリーナラウンジ
- ▼guntû(ガンツウ)船内
- ▼guntû(ガンツウ)客室(スイート)
- ▼和菓子振舞い席
- ▼船外アクティビティ
- ▼朝食
- ▼昼食(鮨)
- ▼夕食
- ▼サービスなど
- ▼現地動画
- ▼感想・評価
guntû(ガンツウ)とは?
「ガンツウ(guntû)」は、瀬戸内海を周遊する小型の和風高級客船(ラグジュアリーリゾート)で、「せとうちの海に浮かぶ、ちいさな宿」をコンセプトとしています。
建築家・堀部安嗣氏がデザインし、全室テラス付きの客室や、木の温もりに包まれたシンプルかつ上質な内装が特徴です。
2泊または3泊のクルーズでは、一度も他の港に着岸することなく、島の沖合や湾で一夜を過ごしながら、瀬戸内の自然、文化、食を堪能することができます。
「ガンツウ」は、瀬戸内海でとれる青色の小さなイシガニの備後地方の方言に由来。
まあ、話をまとめると・・。
あの大地真央が8回も利用していると噂のラグジュアリーリゾートです。
それだけでヤバいサービスなのが分かると思います。
最も安い部屋で二泊三日60万です。
自分が泊まったのは最も高いスイートだったので110万(二人で230万)でした。
利用したのは9月13日からの二泊三日ですが、支払いは2月21日となっており半年以上前から予約していました。
台風で中止になったり、その影響で東海道新幹線が泊まって現地にたどり着けない可能性も予想されるので、天候に恵まれて良かったです。
当日の2週間くらい前から、天気予報を繰り返しチェックしてしまいました。
前乗りで名古屋に宿泊
ガンツウのマリーナは広島県尾道市にあるのだが、当日は福山市の駅まで送迎に来てくれる予定となっており、午後2時までに福山駅まで行かなくてはならなかった。
そうなると、自分の住む地域からは8時起きとなってしまい早起きがキツイことと、最近の新幹線は遅延が多く当てにならないので、念の為、前日夜に出発して名古屋駅に泊まることにした。
名古屋駅の構内にあるマリオットホテルに宿泊。
9月12日の22時くらいに付いて、翌日11時くらいに出発した。
世間では9月13~15日まで3連休なので、名古屋駅にはとにかく人が多い。
その後、予定どおり13時半くらいに福山駅に到着。
送迎のスタッフさんと合流し、アルファードでガンツウのあるマリーナへ。
背もたれや足の置き場が調整できるリクライニングで快適だった。
通常の送迎はおそらくワンボックスで複数組乗るような形となっており、自分の場合はスイートでの予約だったのでアルファードだったことと思われる。
マリーナラウンジ
車で40分ほどでマリーナに到着。
もう入口からしてアーティスティックです。
当然のようにドリンクやお菓子のサービスもあります。
時間になるとカートでガンツウまで移動しました。
guntû(ガンツウ)船内
客室通路(二階)
階段周辺(三階)
お土産売り場(三階)
ラウンジ(三階)
通路(三階)
レストラン(三階)
バーカウンター(三階)
デッキ(三階)
外側通路(三階)
スパエリア(二階)
2日目の16時30分より、リンパ(ボディ)60分 & リンパ(フェイシャル)60分でマッサージを受けました。
料金はそれで38,500円と高めとなっていますが、この船に泊まる人であれば全く気にすることはないでしょう。
内容は汗を掻かせてマッサージする形式のもので、ベッドがかなり熱かったです。
その状態で60分マッサージした後に、フェイシャルで顔にパックとかしたのですが、途中から気持ち悪くなりました。
水分補給してないので脱水症状を起こしたんだと思います。
終わった後に水を飲みましたが、あの内容だと合間合間に水を飲まないとヤバいです。
技術においては並、対応においては微妙な部類といえます。
悪い人ではないが辿々しい印象で、こっちが気を使ってしまう感じです。
ガンツウにおける船員のサービスがかなりレベル高いので、今回のエステティシャンのレベルは相対的に低く見えてしまいました。
ガンツウとしても船員の教育はできますが、エステティシャンは外部でしょうからそこの教育まではできないでしょうからね。
しかも、人材不足ですし船に搭乗してくれる条件付きとなると、なかなか人が見つからないのだと思います。
guntû(ガンツウ)客室(スイート)
中央にはフカフカのベッドが置いてあり、その全面には巨大が窓が設置してありベッドに横たわりながら瀬戸内海が鑑賞できる。
冷蔵庫の飲み物は無料。
ワインセラーまで置いてあり、そちらは多分有料?
いずれにしても水しか飲まなかったので分からない。
個人的に好きだったのはこちらのスペース。
奥ばった場所にあるので仕事に集中できるし、様々なサイズのクッションが置いてあるので腰も痛くなりませんでした。
なお、このスペースにはテレビも置いてあったが、瀬戸内海ということもあり地上波の電波が拾いづらい印象だった。
(スタッフさんに聞いたところYouTubeなら普通に見れるとのこと)
まあ、流石にガンツウまできて地上波を見るようなバカはいないでしょう。
くだらないバラエティ番組などを見て時間を潰すのは、余りにも勿体ない空間です。
バルコニー。
ゆったりとしたソファがあり、寝そべりながら仕事できます。
ウォーキングクローゼットとドレッサールーム。
ドレッサーの存在には奥さんがかなり喜んでました。
洗面台は2人分あります(トイレは一つだった)。
奥さんが指摘していたのは、こちらの部分の段差です。
これによって、段差の上に物を置けば洗面台を使っている時の水しぶきなどで汚れることはないようで、気が効いているとのことでした。
引き出しにはアメニティが入ってましたが、右上のパックなどは1枚で1,000円とかする高価なもののようです。
流石に使わなかった分は、奥さんが持って帰っていました。
ドライヤーとヘアアイロンはパナソニックのナノケア。
ダイソンではなくナノケアというのが日本的で良いですよね。
その観点でいくとリファという選択肢もでてくるが、リファは若者向けで少しミーハーな印象がある。
となるとナノケアという選択がベストでしょう。
ナノケアのマット(くすみ系)のカラーがガンツウに合っていて上品です。
和菓子振舞い席
初日は16時頃、和菓子を食べました。
このように目の前で作ってくれた和菓子の出来立てを食べます。
まあ、和菓子なんで出来立てが美味しいってわけじゃないですが、味は通常の和菓子よりは美味しかったのでしょうが、和菓子くわしくないので分かりません。
椅子が背もたれのない丸椅子で、なおかつ硬かったので腰が痛くなって辛かったです。
全部で30~40分くらいあったので、途中から座ってらんなくて作っているところを立って見ていました。
船外アクティビティ
宿泊後の翌日は、午前中に船外アクティビティがあり小豆島に行きました。
船(ガンツウ)に付けたボートから小豆島に向かいます。
島に到着すると、バスに乗り換えて3個所ほど観光しました。
バスの行き先には、それぞれガイドの方がいて案内してもらいました。
(細かい内容は憶えてない)
上の写真はオリーブオイル。
オリーブオイル畑を案内された後に飲まされました。
流石にオリーブオイル飲むのはキツイでしょw
その後、お茶を渡されましたが。
3箇所で合計2時間くらいでしたでしょうか。
その後、ボートに乗って船(ガンツウ)に戻りました。
アクティビティの場所は毎回違うみたいです。
そもそもガンツウでは、大まかに瀬戸内海の東廻り航路と西廻り航路の二種類があり、同じ西廻りでもいくつかのルートがあり、その度にアクティビティが変わるので毎回違った船旅を楽しめるという利点があります。
瀬戸内海には700個以上の島があり、ほんと様々なルートを組めるようです。
朝食
二泊三日なので朝食は2回ありました。
その内容は上記のメニュー表から好きな物を選ぶ形です。
和食・洋食とありますが、ガンツウの特性や瀬戸内海の素材を考えた時に間違いなく和食の方が良いと判断し、2日間とも和食をたべました。
2日目の朝
3日目の朝
昼食(鮨)
2日目の昼食では鮨を食べました。
二泊三日の船旅の中で1回だけ鮨を食べるのですが、自分の場合は2日目の昼を希望しました。
このように船内で外の風景を見ながら食べられます。
和歌山で食べた鮨も旨かったが、明らかに関東とは雲泥の差。
和歌山で鮨を食べてからは、関東のどれだけ高い店で鮨を食べても美味しいと感じなくなった。
で、今回は瀬戸内海で食べたわけだけど、確かに和歌山の時と同じレベルの美味しさであると感じた。
単純に鮮度が高く、すべての魚の歯ごたえが関東とは違う。
歯ごたえが違えば、当然味も違う。
更には、握り方においても技術は並以上なのは間違いなく、変に味付けがしょっぱいとか、シャリが大きすぎる小さすぎるといったこともない。
率直に「旨い」という言葉しか見当たらず、食事中に自然と「美味しい」「旨い」という言葉を発するほどだった(自分の場合は珍しい)。
あとはまあ、大将の喋りも絶妙な感じで良かったですね。
客との距離感や喋りの軽快さや重くない感じなど。
程よく自分をいじったりなど、お客さんは笑いながら食事を楽しんでいました。
※和歌山で食べた時の鮨においてはこちらの記事をどうぞ
すし良月×赤吉 OMAKASE DINING vol.005
夕食
夕食においては、こちらのメニューから好きなものを選びます。
食べた場所はこちらの個室で、スイートルームに泊まっている客限定でした。
一般だとダイニングでの食事となります。
1日目の夕食
食事前に本日の食材を持ってきてくれます。
それで、魚や肉の食べ方を細かくヒアリングしてくれます。
魚であれば「生・ボイル・焼く」など、そういったことを何でもお好みで対応してくれます。
魴鮄の唐墨和え
豆腐のもろみ漬け
オクラの昆布締め
クラフトビール(名前は忘れた)
ガンツウ茶碗蒸し
刺身
尾道近郊の野菜を炭火焼や天ぷらにて
赤雲丹のヴィシソワーズ
名前は忘れました
旬菜の温かいおひたし
名前は忘れました
黒毛和牛の炭火焼 わさび醤油にて
ハンバーグステーキ
白御飯・赤出汁・香の物
デザートメニュー
ところてん
せとうちフルーツ盛り合わせ
コーヒー
あと、オニオングラタンスープも頼んだと思うのですが、写真撮るの忘れました。
ここまでの写真見て分かると思いますが、物凄く食べてます。
ほんとメニューに載ってるやつが全部美味しそうで(実際に美味しい)、限界まで食べてしまいました。
これは自分にしてはかなり珍しいです。
2日目の夕食
無花果の白和え
旬菜の温かいおひたし
刺身
コンソメスープ
車エビフライ タルタルソース添え
カニクリームコロッケ
そうめん(昼メニューを特別に夜に作ってもらった)
ナポリタン(昼メニューを特別に夜に作ってもらった)
牛タンカレー
バニラアイス
フローズンヨーグルト
コーヒー
2日目の夕食も、初日同様に限界まで食べました。
これだけのメニューがあって、どれでも好きなものを頼んで持ってきてもらえるのはほんと贅沢です。
その調理方法も細かく頼めますからね。
通常のビュッフェであれば、すでに大量に作られた物を客が取っていく感じですが、すべてのメニューにおいて注文を受けてから調理を始めています。
これだけのメニューが存在していて、当日の限定メニューも毎回あるのでこれは三泊四日の船旅でも飽きないと思いました。
サービスなど
ベッドの横にはメガネクリーナーが置いてあり、アクセサリーがおけるトレイもあります。
この船に乗る人は、高価なアクセサリーを付けている客が多いでしょうから良い気配りです。
こちらは自分が持ってきたスマートフォンの充電器なのですが、食事から部屋に戻ったら綺麗に束ねられていました。
このように、部屋に戻る度に飲み物やお菓子が用意されています。
また、清掃においては食事に行くタイミングで入るわけですが、いつ食事に行くのか伝えずに17時30分~20時30分の好きな時間に行くシステムとなっています。
そのタイミングで毎回清掃に入っているようでした。
現地動画
ここではスイートルームから撮影した動画を紹介します。
感想・評価
結論から申し上げますと、来年またスイート泊まります。
行けるのが6月か7月あたりになるのですが、今度は西廻り航路で予約したいと思っています。
このブログを書いている現在においては2026年5月までの予約しか受け付けていないので、6月以降の予約が始まり次第、すぐに予約を入れます。
この船旅はマジでヤバイです。
大地真央が8回行った理由もわかります。
瀬戸内海をゆったり漂いながら、仕事したりフィットネスで汗を流したりなど、そういった普通の過ごし方もすごく満足度が高いんですよね。
ほんとラグジュアリーで落ち着いた空間って感じです。
ガンツウは3000万払えば貸し切りで乗れるみたいです。
自分は会社経営しているので、どこかのタイミングでガンツウ貸し切ることも20%くらいあるかもしれません。
流石にスタッフ全員呼んでとなると仕事が回らなくなるので難しいですが・・・いや、全員がノートPC持参ならまったく問題ないので仕事には支障ないです。
最大客数は36人みたいなんで、近い将来36人限定で招待したいと思います。
結局3000万使っても、全部それが経費になるわけですから節税にもなると思えばアリかなと思います。
なんか目標ができたみたいで嬉しいですね。
ここでの体験は一生モノになることは間違いないし、自分に関わる多くの人にそれを感じてもらえるのであれば自分としても嬉しいです。
ガンツウは地中海クルージングや世界一周旅行などにおける豪華客船よりも、サービスや居心地は良いんじゃないかと思います。
ここには日本的な美しさや居心地、きめ細かなサービスや食を楽しめます。
それって、大量に人を入れる豪華客船では味わえないことです。
普通にざわざわしていて落ち着かないですからね。
ガンツウでは少人数制なので、他の客とすれ違うことも少なく過ごせますし、スタッフ数は客を上回るくらい多いので本当にサービスがきめ細かいです。
唯一の欠点は、和菓子振る舞い・鮨カウンター・ダイニングにおける椅子が硬かったということです。
あまりにも硬くて腰が痛くなってしまったので、座布団を持ってきてもらったのですが、そうなると高さが微妙に高くなり座りにくくなるので座っていてストレスを感じます。
ですので、硬かったら座布団を出せばいいという考えは二流なんですよね。
座布団がなくても座り心地がいい椅子でないとダメです。
そこだけが残念な点でした。
ホテル/旅館名 | guntû(ガンツウ) |
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住所 | 〒720-00551 広島県尾道市浦崎町1364−6 |
料理 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
接客 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
外観・内観 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
コスパ | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
総合点 | 95 点 (点数配分) |