時間の流れが遅い人生を過ごしたい

-ジャネーの法則-

ある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する。 例えば、50歳の人の1年間の長さは人生の50分の1であるが、5歳の人間にとっては5分の1となる。 従って、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人にとっての1年間に当たるため、50歳の人の10日が5歳の人の1日に該当するとした。

歳を取ると時の流れが早く感じる理由としては、ジャネーの法則が有名である。
自分は今年46歳だが、体感的にも時の流れは確実に早く感じる。

それを10年という区切りで括ったとしても、若い頃の10年と現在での10年では、現在の方が早く感じる。

ただ、今から10年前の2014年となると自分が37歳の時となるわけだが、その時から現在までの10年間に起こった出来事を思い返してみると非常に内容が濃かった10年であり“それなりに長く感じる”

さらに、そこから過去に遡ってみて27~36歳の10年間や、17~26歳の10年間と比較したとしても、37~46歳の10年間はそれらに引けを取らないくらい長かった。

なので、年齢を重ねるにつれて時の流れは早く感じるにしても、一つ一つの過去の出来事を思い返してみるとそうではなかったりする。

人間は刺激の少ない出来事から忘れていく。
若い頃は初めての体験が多いので残される記憶も多いが歳を取ると色んな事に慣れてくるので新鮮な刺激が少なく、直近の数年間で覚えている出来事が本当に少なくなる訳である。

このような意見もジャネーの法則を裏付ける理由として書かれていたが、この理論からいくと刺激の多い人生を送り続けていたら時の流れは遅くなることになる。

自分は「歳を取ると一年が早く感じる」という言葉がかなり嫌いで、まあ年寄りが自然と発言しそうな言葉なだけにダサいからという理由もあるのだが、「いや、若かろうとそうでなかろうと1年は1年だろ?」と言いたくなってくるのだ。

1年は同じ1年

「歳を取ると時間の流れが早いねえ・・」

とボヤキながら80~90歳を生きるのはとにかくダサいし寂しい。

「歳を取ると色んな事に慣れてくるので新鮮な刺激が少なく、直近の数年間で覚えている出来事が本当に少なくなる」ということが時の流れが早くなる原因なのだとしたら、常に刺激のある人生を送ることによって“より人生を長く生きたい”ものである。

もちろん、この46年間で様々な経験をしてきたので、これ以上の刺激を体験し続けるのは難しいというのはある。

例えば、ロケットに搭乗して宇宙にいったり、

ロケット搭乗

潜水艦に乗ってタイタニックの沈没船を鑑賞したり・・。

タイタニック鑑賞

といったクラスの刺激を体験するのであれば、それなりに時の流れが長く感じるかもしれない(ただ自分は宇宙にも深海にも行きたくない)。
そう考えると、金持ちほど一般人よりも体感的に長い人生を送っていると言えるだろう。

最悪なのは、60~70歳くらいで病気になったりして老人ホーム入りすることであろう。
そうなってくると、刺激どころか毎日の新鮮さが皆無なので、めちゃくちゃ時の流れが早くなることになると思われる。

そういうこともあって、自分は健康をめちゃくちゃ意識しており、10年くらい前から食生活・程度な運動・定期検診を強く意識するようになり今も継続してます。

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